Interview

活動にかける思いや、
子どもたちへのメッセージを
お話しいただきました。

with

豊田通商株式会社
シニアエグゼクティブアドバイザー

加留部 淳 氏

2026年6月取材

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with

豊通オフィスサービス株式会社
代表取締役社長

森畑 明 氏

2026年6月取材

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熱意・ロジック・遂行力。
この三つの軸で見ています

スマイルコンパスの支援を決めた理由について

お二人の活動を知り、豊田通商が目指す方向と親和性が高いと感じて、お会いしてみようと思いました。私自身がスポーツを好きで、その力を信じていることも、後押しになりました。

私は物事に取り組むとき、いつも三つの軸で見ています。一つ目は熱意、やりたいという気持ち。これが一番大事です。二つ目はロジック、論理の組み立て。三つ目は遂行力、やりきる力です。お二人には、お会いしてすぐに伝わってくる熱意があり、ロジックもしっかりと組み立てられていました。最後の遂行力だけは現場を見なければ分からないと思っていましたが、実際に活動を拝見して、それが確信に変わりました。

想像を、はるかに超えていました

スマイルコンパスの活動を見学した感想について

ある程度のイメージは持って行ったのですが、それをはるかに超えるレベルでした。まず、生徒の皆さんに歓迎いただいたことが、本当に嬉しい驚きでした。入った瞬間から、温かく迎えてくれている空気があって、強く心を打たれました。

もちろんお二人は有名で、事前にお話を聞いていたのだと思いますが、それだけではない、自然にあふれ出る熱量のようなものを感じました。先生方も、生徒さんが社会に出て困らないようにと、きちんと節度を持って接しておられました。

そして、お二人が最初から最後まで笑顔だったんですよね。その様子を見て、思わず胸が熱くなりました。私の想像をはるかに超えていて、しかもその良い空気が、スタートから終わりまでずっと続いていた。本当に素晴らしかったです。

特に印象に残っているのは、入った瞬間のあの歓迎と、お二人がメダルを見せてくださった場面です。リオデジャネイロオリンピックで獲得された金メダル、そして2011年ワールドカップの金メダルを、磨いて家に飾っておくのではなく、きちんと持ってきて「見ていいよ」と差し出していた。生徒さんたちの喜ぶ姿、一緒に写真を撮る光景――その全てが、スポーツの力を感じさせてくれました。

世界のトップレベルに、直接出会える経験を

スマイルコンパスの活動の社会的意義について

スマイルコンパスが活動の対象とされているのは、離島に暮らす子どもたちや、スポーツを体験する機会になかなか恵まれない子どもたちです。そうした子どもたちが、世界のトップレベルで活躍された登坂さんと岩渕さんのような人に直接出会える機会は、本当に限られていると思います。

世界の第一線で戦ってきた人たちが何を考え、どれほどの力を持っているのか。それを頭で理解するのではなく、肌で感じることができる。これは子どもたちにとって、とても大きな経験です。身体に障がいのある方や、機会に恵まれにくい方々に勇気を届けていく、こうした活動は、これからの社会にますます必要とされていくはずです。

ものの見方という点でも、大切なことを教えてくれる活動だと感じています。スポーツ一つをとっても、すべての競技が得意な人はいません。ある競技は得意でも、別の競技は苦手かもしれない。これは世の中の何にでも当てはまることで、算数は得意だけれど国語は苦手、ということだってあります。

何でもこなせるスーパーマンのような人は、そう多くはいません。誰もが強い部分と弱い部分を併せ持っています。だからこそ、強みはどんどん伸ばし、弱いところは補い合えばいい。あるいは「弱いところがあっても大丈夫なんだ」と思える――そんなふうに、ものの見方そのものを少しずつ変えていくことが大切なのだと思います。その意味で、お二人が続けてこられている活動には、本当に大きな意味があると感じています。

AかBではなく、
Cという新しい答えを生み出す

豊田通商が考える、
ダイバーシティ&インクルージョンについて

豊田通商は世界およそ200の国のうち、140ほどの国で事業を展開し、約7万人の従業員が働いています。そうした環境では、多様性があることは、ごく当たり前のことです。日本人もいれば、アメリカ人もいる。文化や考え方の違う人たちが、ときにはぶつかり合い、ときには支え合いながら、一緒に働いていく。そんな光景が、私たちの会社では日常的に起きています。

私たちはこれを「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉で大切にしています。ダイバーシティ(多様性)は、違う人がそこにいるということ。けれど、インクルージョン(包摂)は、ただ違う人がそこにいるというだけで終わるものではありません。お互いの良いところも、そうでないところも認め合った上で、率直に意見をぶつけ合う。AかBかを選ぶのではなく、議論を重ねてCという新しい答えを生み出していく。そういう営みだと考えています。

これは、多くの国で事業を行う私たちに限った話ではなく、どんな場所であっても必ず必要になるものです。だからこそ、ダイバーシティ&インクルージョンの大切さを、私自身、強く感じています。

1+1が2以上になる取り組みを目指して

スマイルコンパスへの今後の期待や関わりについて

お二人とも非常にお忙しい中で、この活動を続けてこられました。せっかくここまで継続してこられたので、ぜひこれからも長く続けていただきたい。そのためにも、お二人だけでなく、活動に共感してくれる仲間づくりを、少しずつ進めていただけたらと思います。

豊田通商としても、単に支援するだけでなく、人の面でも参加して、何かお手伝いできる機会があれば、ぜひ関わらせていただきたいです。やはり時間をかけながら、お互いの理解を深め、信頼関係を築いていくこと。その上で、お互いの強みを活かしながら、1+1が2以上になるような取り組みを目指していければと思っています。いつもコミュニケーションを取らせていただき、本当にありがたく思っています。

Movie

実際の活動の様子を動画でご覧いただけます。

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