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スマイルコンパスについて

代表理事からの
メッセージ

生涯にわたりスポーツを通して人生を豊かにしてほしい

私は8歳からレスリングを始め、オリンピックという夢に向かって20年間歩んできました。
中学生までは父親が私のコーチでしたが、試合で負けても怒られることはなく、むしろ「よく頑張った!」といつも迎えてくれ、それによってのびのびと競技に取り組むことができました。
そして勝ち負け以上に、できないことができるようになることや、仲間と共に頑張ることなど、スポーツそのものの楽しさも感じながら競技生活を送ってきました。

近年、子どものスポーツ現場における行きすぎた指導や暴言、体罰などが社会問題になっています。
練習や教育の場で勝利にこだわるあまり、スポーツを楽しめなくなったり、その競技を好きと思える気持ちをなくしてしまったり、結果として競技から離れてしまったりすることも起こりうるのでは?と感じることがあります。

私自身がそうであったように、子供たちがのびのびと純粋にスポーツを楽しむ機会に恵まれ、人生を豊かにしていけるーそのような体験機会を創っていきたいという想いからスマイルコンパスを立ち上げることにしました。

スポーツには、する・見る・支えるといった様々な関わり方があります。
スポーツを通して多くの人と出会い、コミュニティーが広がることは、人生にとって大きな財産になると思っています。

そして、私が子どもの頃、憧れだった吉田沙保里さんと一緒に練習した経験によって大きな夢を描けたように、次は私たちが世界の舞台で得た経験を直接伝えていくことで、子どもたちの未来にプラスの影響をもたらす存在になりたいと考えています。  

代表理事  
登坂絵莉

設立の目的

  • スポーツを通して新たな繋がり、交流、笑顔を創造する
  • 勝つか負けるかの勝利至上主義にこだわるのではなく、「スポーツは楽しむもの」という本来の目的をすべての子どもたちに伝える
  • 自己成長の機会や人生の選択肢を増やす

主な活動

  • スポーツを純粋に楽しむ機会の提供
  • トップアスリートの技、経験、知識を多くの子供たちに知ってもらい、夢や目標を実現するための体験プログラムの実施

メンバー

代表理事

登坂 絵莉

1993年8月30日生まれ、富山県高岡市出身の元女子レスリング48キロ級日本代表。国体のグレコローマンレスリング48kg級で優勝経験のある父の勧めで、小学3年の時にレスリングを始めた。中学3年の2008年全国中学生選手権で優勝。2009年至学館高校へ進学し、2010年、2011年の全国高校女子選手権で2連覇を達成。2012年至学館大学へと進み戦績を重ねた。

2012年の全日本選手権では、一度も勝つことができなかったライバル入江ゆき選手に初めて勝利し、見事初優勝を飾った。その後も2013年、2014年、2015年と優勝を飾り、全日本選手権4連覇の記録を打ち立てた。2013年世界選手権決勝で、マエリス・カリパ(ベネズエラ)にテクニカルフォール勝ちを収め、初の世界女王に輝いた。2014年世界選手権では1回戦から3試合連続でテクニカルフォール勝ちで進むなど、圧巻の強さで2連覇を達成した。2015年世界選手権決勝は、ロンドンオリンピック銀メダリストのマリヤ・スタドニク(アゼルバイジャン)と対戦。0−2とリードされていたが、試合終了直前に片足タックルを決め、3−2で逆転勝利し、見事3連覇を達成した。

2016年リオデジャネイロオリンピック決勝は、前年の世界選手権決勝で苦戦を強いられたロンドンオリンピック銀メダリストのマリヤ・スタドニク(アゼルバイジャン)と再び対戦。試合終了1分を切った時点で1−2でリードされるも、残り13秒から執念の片足タックルを決め、そのまま相手のバックを取り2ポイントを追加。3−2の大逆転で勝利を勝ち取り、悲願の金メダルに輝いた。日本レスリングチームでの金メダル1号となり、女子レスリング史上最多となるメダルラッシュに弾みをつけた。

理事

岩渕 真奈

1993年、東京都生まれ。小学2年生からサッカーを始め、中学進学時に日テレ・メニーナ入団、14歳でトップチームの日テレ・ベレーザでなでしこリーグ初出場。19歳からドイツ・女子ブンデスリーガで活躍。バイエルン・ミュンヘン所属時は、リーグ2連覇を果たす。INAC神戸レオネッサ、イングランドのアストン・ヴィラLFCを経て、2021-2022シーズンからアーセナル・ウィメンFCへ。その後、2022-2023シーズン中にトッテナム・ホットスパーFCウィメンにレンタル移籍した。
日本代表では2011年ワールドカップ優勝、2012年ロンドンオリンピック準優勝、2015年ワールドカップ準優勝、2019年ワールドカップ・ベスト16、東京オリンピック2020ではベスト8に貢献。
2021年に初著書『明るく自分らしく』(KADOKAWA)を刊行。
2023年9月に引退を発表。

理事

穂積 絵莉

ジュニア時代から全豪ジュニアダブルス準優勝など、世界で実績を残し2012年プロ転向。プロ2年目の2013年、19歳で全日本選手権でシングルス優勝。2014年仁川アジア大会でシングルス・団体で銅メダルを獲得、2015年からはフェド杯日本代表に選出され単複共に大車輪の活躍、翌2016年はリオデジャネイロ五輪ダブルスでベスト16に進出するなど、日の丸を背負った大舞台で活躍。今年2023 年にも日本代表に選出され BJK(旧フェド)杯アジア オセアニアゾーングループ 1 部で青山修子選手と組み全勝し、同一ペアとしての日本代表歴代最多勝利記録を更新。(通算14勝)四大大会では、2017年全豪オープンのシングルスで厳しい予選を勝ち抜き初のグランドスラム本戦出場を果たすと、ダブルスで日本人ペア初となるベスト4の快挙を達成。翌2018年、全仏オープンでは、二宮真琴選手とのペアで日本人女子ペアとして史上初のグランドスラム決勝の舞台に立つ。2022年には二宮選手とのダブルスで世界のトップ選手たちが集うWTAツアーで3度優勝し、キャリア通算5度のツアー優勝を果たす。「人のこころを動かす」という活動理念を掲げ、目標へ向かうなかで得られる「喜び」「感動」を多くの人たちと共有したいという想いで世界を転戦している。

団体情報

名称

一般社団法人 スマイルコンパス

設立

2023年8月18日

所在地

〒160-0022
東京都新宿区新宿 4-1-6 JR新宿ミライナタワー 18階 株式会社HLBスポーツ内